2007年11月22日

HALF-LIFE2 感想「理系的」

俺はValve社のゲームは知的で理系的だなぁってPortalやったときにも思ったのだが、この印象はゲームの面白さが理解されづらいことにつながってる気がする。HL2がつまらないわけじゃないんだが。

Valve Software、「Physical Gameplay in Half-Life2」
物理エンジンが生むリアリティーとゲームとしての面白さのバランス

「Half-Life2」にはステージごとに様々なテーマがあり、プレーヤーはステージが進むごとに色々な体験をすることになる。筆者自身はその多彩さが少し統一感に欠ける感想も持ったのだが、今回の講演を聴いて納得した。明確なゲーム性を持った小さなゲームの集合体という側面と、物理エンジンを強調するための大げさな演出は本作の大きな特徴である。それが「Half-Life2」の魅力につながっているのは、間違いなくStelly氏達が心がけている “面白さ”への指向性によるものだろう。


この記事によるとスタッフは物理エンジンに面白さを感じたみたいだ。俺も面白いアイディアだと思う。だが、それはドミノ倒しであるとか敵を敵に投げつけるといった「わかりやすい」部分でのみ面白がられるものであって、「完璧に力学に従ってるからすげー」なんて部分で面白がれる人は少ないんじゃないかなぁ。
HL2はそういった「わかりやすい物理エンジンすげー」部分が少なくて、一般的な娯楽性に欠けてる。そんなところが実に理系的だなぁって。なんだか「理系非モテ系」みたいな話になってきたな。

この娯楽性の欠如感覚はやたら長いマップにもある気がする。

4Gamer.netハーフライフ2レビュー
難をいえば,エアボードとバギーのチャプターが,少し間延びしていたと感じたくらいか。乗り物に乗れるのは本作で追加された要素の一つで,波や砂浜の物理効果がほどよく効いた素晴らしいシーンとなっていたが,ポイントごとに乗り物から降りてパズルを解いたり戦ったりという,基本的な部分で短調になっていた感は否めない。


HL2は技術プレビューの側面がかなり大きいようで、「こんなこともできます」と言うかのように様々な風景が出てくる。でも自然物の美しさはこのゲームの面白さに全く関与してない。
さらに言うならスタッフの美的センスは自然よりも人工物に対してよく発揮されている。
序盤の1984ライクなディストピア、終盤のSFチックな構造物は素晴らしかった。ガンシップやストライダーのデザインもいい。
スタッフは違うだろうがPortalの無機質なチャンバー描写は良かったな。Valve社のセンスはこういった人工的・無機質なところに発揮されるのでなかろうか。
posted by Ming at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Xbox360
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