2008年05月01日

やっぱビショップは女だよねって話

 ベガス2では主人公の性別を選択することが出来て、キャンペーンでのセリフの声もきちんと男女それぞれ入っている。
 女主人公にすればハスキーがかった凛々しい声で部隊を指示できて、まるで"少佐"こと草薙素子にでもなった感が味わえる。これはおっさん声の男ビショップじゃ味わえんな。
 女が特殊部隊の教官という設定がリアルかどうかは知らないが、創作としては実にそそられるシチュエーションだわ。

 レインボーシックス・ベガスシリーズは二作かけて、事件の元凶であるガブリエルの裏切りを描いている。一作目ではその裏切りの理由はゲーム内で明かされず、消化不良感が漂ってたんだけど、二作目では「何故ガブリエルは裏切りに至ったのか」を部分的にだが描き、前作の補完になってるんじゃないかな。
 ガブリエルとの「決着」も含め、ベガスの物語をきっちり締めた点で2は立派に2の役目を果たしたと思う。

 そこでふと思ったんだが、ビショップとガブリエルの確執は、ビショップが"男"であるより"女"である方がよりうまく説明できるんじゃないかなって。

 ビショップはレインボーの教官だ。ローガンやガブリエルを始め、他の隊員もビショップの手ほどきを受けているらしい。
 ここにあるのは「教官と教え子」の関係だけど、隊を家族と見たら「母と子」の関係も見出せるんじゃないかなーって。ビショップが女性とすればね。

 ラストシーンでのガブリエルの独白は痛い。「あんたはいつも助ける助ける。でも助けてくれない」「いつも子供扱いだ」「俺より先にローガンを昇進させた」
 まるで悪いことを咎められた子供のよう。とてもラスベガスにテロを仕掛けた男のセリフとは思えない。

 ガブリエルのセリフの端々にはビショップへのコンプレックスが見え隠れしてて、彼がやりたかったのはただビショップの気を引くことだったんだなぁと思わせる。ビショップに対して挑戦的なセリフを繰り返すのもきっとそう。
 
 つまりこの物語は、長男(ローガン)ばかり溺愛する母親(ビショップ)に対する次男坊(ガブリエル)の嫉妬の物語として読み解けるんじゃないかなーと。テロリストハントの話が女々しい話になっちゃうけど。

 ガブリエルがどういう生い立ちなのか知らないが、女テロリストのイレーナと手を組んだのもそこに何らかの母性でも見ちゃったんじゃねーかなーとか妄想してみたり。
 
 また、アメリカ映画名物の「父と子」の関係ってのも考えられるかな。でも、あれは子供側の視点から「父親越え・和解」として描かれることの方が多い気がするので、ガブリエルが支離滅裂で破滅に至る理由としては違うかな、と。

 てなわけで、レインボーシックスベガス2を遊ぶときには是非女ビショップにしようぜ!って話。
 素子や南雲隊長、ザ・ボスが好きな人は是非是非。
posted by Ming at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム感想
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