2008年02月22日

NINJA GAIDEN Black (Xbox/tecmo 2005)

ニンジャガイデン・ブラックとは
 ニンジャガイデン・ブラックは2005年にXboxで発売されたアクションゲームだ。その前年に発売されたニンジャガイデンにいくつかの追加要素を加え、バランスや配置を見直した完全版とのこと。


きっかけ
 NINJA GAIDENというタイトルを耳にしたのはちょうどXbox360を手にした頃だ。この新しいゲーム機でどんなゲームが出来るのか、を模索してる時期でもあった。Xbox360は360のソフトだけでなく旧Xboxのソフトもある程度は動く。したがって互換タイトルについても興味の目を向けていた。そこで折につけよく語られていたのがこのタイトルだった。
 興味はあったがXboxのタイトルは現在では店でも扱われていないことが多く、さらにこのブラックに至ってはプレミアまで付いているほどの希少さで、今日まで実物を手に取ることが出来なかった。
 そんな先日、Xbox Classicsにて本作品が配信開始となることを知り、即日購入した。

高い難易度
 本作品を有名にしている理由でもあり、そして俺が興味を引かれたきっかけでもある大きな特徴、それは「高い難易度」だ。
 たいていのアクションゲームにおいては一面や二面くらいは誰でもクリアできるように作られているものだが、本作品は一面から初心者お断りの様相を示している。何せ一面のボスがゲーム中屈指の難関と言われるほど強く設定されているのだから。
 さらに雑魚敵との戦闘ひとつでも気が抜けない。少し判断を誤れば瀕死にさせられるほどの戦闘力を雑魚が持っているのだ。
 このため気軽に爽快感を味わいたいという人には全く向かないゲームとなっている。

爽快感あふれるバトル
 主人公は手持ちの武器による攻撃(弱、強)と飛び道具による攻撃を行う。そして攻撃ボタン、ダッシュやジャンプとの組み合わせによって連続技を繰り出すことができる。技の種類はとても豊富で本作品のアクションを飽きさせない理由となっている。
 3D格闘ゲームさながらのコンボアクションを次々と敵に決めていくのは痛快だ。

連携すら取ってくる強い雑魚敵
 本作品において雑魚敵との戦闘はそれほど甘いものではない。ただ正面から適当に攻撃を繰り出すのならばまずガードされるし、こちらが隙を見せれば確実に攻撃してくる。こちらがガードを固めていればガード無効の掴み技を出してくる。さらに敵はたいがい複数で出現し、一人が接近戦をするなら残りは後方から飛び道具で攻撃するといった連携を見せる。長いコンボを出していれば途中で他の敵に邪魔されることも少なくない。
 このためわずかな隙をついていかに大きなダメージを与えるかが重要となってくる。その場その場の状況に応じてどのコンボを用いるかの選択、敵の攻撃をガードするか回避するかの判断などが次々と要求され、なかなか気が抜けない。
 この緊張感あふれる戦闘を無事に切り抜けたときの爽快感こそが本作品の最も大きな面白さだと思う。

高水準のバトルとは裏腹の凡庸なアドベンチャー要素
 本作品は基本的にバトルアクションゲームだが、所々にちょっとした謎解き要素が盛り込まれている。といってもそんなに本格的なものは少なく、ほとんどは「扉を開ける鍵を持ってこい」程度のものとなっている。
 バトルの難易度とは反対に謎解きは非常に簡単で、それゆえにお使いさせられてると強く感じてしまう。同じ部屋を行ったり来たりするのはあまり楽しいものではない。
 アドベンチャー要素はおそらくバトルとバトルの合間の清涼剤として設けられたのだろうが、ゲームのテンポを削いでいるように思えてならない。

グラフィックやシステム
 グラフィックに関しては旧世代機とは思えない出来と感じる。もっと出来の悪いグラフィックのゲームが360に存在する。プリレンダのムービーシーンが若干挿入されるときに実際のゲーム画面との違和感を多少覚える程度だ。
 システムも良くできている。初回ロードが若干長いが、ゲーム中にロードを感じることはほとんど無い。ほぼすべてのマップはシームレスにつながっていて、場所を切り替えるたびに暗転して読み込みということは無い。HDDから起動しているからだけでなくもともとロードが少ないように作られているのだろう。
 インベントリ操作は多少面倒に思う。武器の変更や回復薬の使用などはメニューを開かずともワンボタンで出来るようならばさらにテンポの良いゲームになったように思う。
 付け加えて言うならばカメラの視点が良くない。完全にフリーカメラで無いのでどうしても向けない方向が存在する。ジャンプアクションを強いられる場面ではそれが苦痛となることが多かった。

充実したやりこみリプレイ性
 難易度による差別化は色々考えられるが最もポピュラーなのは「高難易度では敵の攻撃力増大、自分の防御力減少」であると思う。本作品ではそれに止まらず、難易度によって出現する敵が違い、行動パターンも変化するようになっている。このため全く同じルートを通っていても前回とは違った攻略を考える必要がある。ただ同じことの繰り返しではない。
 またクリア特典のようなものは全くなく、難易度を変えればまた初期状態からのスタートとなる。引き継がれるのは己の腕のみというある意味潔いシステムとなっている。
 ただノーマルでもかなり難しいのにハード以上ともなるとさらに人を選んでしまうように思う。そのときに強化した状態から始められるような選択肢がないのを若干惜しく感じる。

すべてのアクションゲームを過去にするか
 バトルに関しては秀逸。この緊張感を味わえば他のコンボ系アクションゲームが出来なくなってしまうのではなかろうかとすら思える。ただし難易度が高いだけにうまくいかないときのフラストレーションもわりと大きい。その点人を選ぶゲームだと強く感じる。困難に挑戦することが好きならば良いゲームだろう。
 1200MSポイント(1700円)程度とコストパフォーマンスも良い。このような良作を安くプレイできるとはいい時代になったものだ。
posted by Ming at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム感想
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